木材は我々日本人にとって最も身近で親しみのある建築資材の1つであります。木材の魅力は何といっても有機的な自然のぬくもりを感じることができること。
木目が織りなす大自然の生命の息吹が、古来より森林資源が豊富なこの日本で培われてきた木の文化を生み、日本人のDNAに感性として刻まれているのではないでしょうか。
しかしながら近年、乱伐などによって銘木級の森林資源は減少の一途をたどっています。このような貴重な資源を有効に利用し且つ天然木のぬくもり感を全く損なうことなく
エコロジカルで無垢材以上の性能をもって生まれたのが集成材なのです。
貴重な銘木をスライスしたものを単板(突き板)といい、コアと呼ばれる芯材部分には間伐材などを有効利用した集成材を使用。コア材に単板を貼ることで無垢の材料と全く変わりのない
質感を確保し、コアになる集成材は製造過程で割れや反りの原因となる節や含水率のばらつきを取り除いているので、無垢材単体と比べて割れや反りが起きづらく強度も増すという
非常に優れた材料なのです。